長野大(上田市)の企業情報学部デザインコースは、上田市中心部の松尾町商店街にある地域交流スペース「松尾町フードサロン」に、市民に公開する講座を開いたりゼミの活動をしたりする「まちなかデザインキャンパス」を設ける。街の人たちと交流を深め、デザインを通して地域に貢献したい-と企画。21日に初めての公開講座を開くほか、商店街などと協力したイベント開催も検討していく。
デザインコースは2007年度に発足。これまでも小県郡青木村「道の駅あおき」の商品ラベルをデザインするなど、学生が地域に関わる活動に取り組んできた。
フードサロンの「キャンパス」では、学生たちが活動したい時に2階の部屋を借りる。街に出て住民や商店主に取材、課題を探り、デザインで何ができるかを考える。公開講座は「デザイン・サロン」と名付け、地域で活動する人を招いて話を聞く。
同コースをそれぞれ担当する池田諸苗(もろなえ)教授(61)は「机上の学びだけでなく、地域住民から刺激を受けてほしい」、禹在勇(ウジェヨン)教授(49)は「市街地の活性化につながればうれしい」と期待する。
フードサロンは、松尾町商店街振興組合が空き店舗を活用して5月に設けた。カフェや農産物販売所など、さまざまな使い方が試されている。同組合代表理事の寺島秀則さん(49)は「街の人との出会いの中で、学生たちがどんなアイデアを出してくれるか楽しみ」と話している。
21日の第1回デザイン・サロンは、八十二銀行上田支店の太田英行支店長を講師に地域の課題を語り合う。午後5時に同支店に集合。銀行業務の説明を受けた後、フードサロンへ移動する。無料。問い合わせは禹教授(電話090・9353・6543)へ。
こうして松尾町の方の好意で実験的な施策を行えることに感謝をしなければならない。
街はそこに住む人の活力があってこそ発展する。
他から持ってきたものでは限界がある。
民・学・官の連携が理想である。
